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【第2回】暮らしに根ざす「能登ヒバ」──その活用とメリット
2025年05月19日
家に足を踏み入れた瞬間、ふわりと広がる木の香り。
見た目の美しさだけでなく、五感にやさしく働きかけてくれる自然素材──それが「能登ヒバ」です。
今回のブログでは、実際の住まいや暮らしの中で「能登ヒバ」がどのように使われているのか、そしてその魅力についてご紹介します。
■ 床・壁・天井に──空間全体を包む能登ヒバ
能登ヒバは、構造材としての強さに加え、仕上げ材としても非常に優れています。
特に無垢材のフローリングとして使用すると、足触りがやわらかく、夏はさらりと、冬はほんのりとしたぬくもりを感じられます。
また、壁や天井に使うことで、自然な香りが空間全体に広がり、深呼吸したくなるような空気感に。
時間とともに飴色に変化していく木肌も、住むほどに愛着を深めてくれます。
■ 抗菌・防カビ・防虫効果で、住まいを清潔に保つ
加賀木材の検証によると、100年以上経っても能登ヒバの柱や床板からは香りが感じられ、
ヒノキチオールに由来する抗菌・防カビ・防虫効果が長期にわたって持続しています。
特に、押入れや収納内部、脱衣所や洗面まわりなど湿気のたまりやすい場所に使うと、その効果がより実感できます。
家そのものが「呼吸するように」空気を整えてくれる──それが能登ヒバの力です。
■ アレルギーや化学物質に敏感な方にも安心
合板や新建材に含まれる化学物質(ホルムアルデヒドなど)によって体調を崩す方が増えるなか、
能登ヒバは無垢の自然素材であり、シックハウス症候群のリスクを軽減できる素材として注目されています。
小さなお子さまやペットのいるご家庭、アレルギー体質の方にとっても安心して使える点は、大きなメリットです。
■ 加賀木材グループでの取り組み
NOTOHIBAKARAnoieをはじめとする加賀木材グループでは、能登ヒバを主役に据えた家づくりを展開。
素材選びから仕上げまで一貫して「自然と共に暮らす」視点を大切にし、
実際の施工例でも、フル無垢の室内空間や、能登ヒバを贅沢に使った造作家具など、多様な使い方がされています。
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