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#スタッフコラム

ヒートショックを防ぐ新築住宅の工夫とは?

2025年12月16日

金沢の冬に強い家づくりのポイント**




冬の金沢は寒暖差が大きく、住宅内での温度差が原因となる「ヒートショック」のリスクが高まります。
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が大きく上下し、心臓や脳に大きな負担がかかる現象のこと。特に高齢者や持病のある方にとっては、命に関わる危険もあるため注意が必要です。

新築住宅を計画する際は、「家全体の温度差をなくす」ための設計が欠かせません。
この記事では、金沢の気候に適したヒートショック対策の基本ポイントをわかりやすく解説します。


■ ヒートショックが起こりやすい場所

ヒートショックは、以下のような“冷えやすい場所”で特に起こりやすいとされています。

  • 浴室

  • 脱衣所

  • トイレ

暖かいリビングから冷えた空間へ移動することで血圧が急上昇・下降し、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。
外気温が低く、朝晩の寒暖差が大きい金沢では、住宅内の温度差がさらに大きくなりやすいため 家全体の断熱性・気密性の確保 が重要です。


■ 新築住宅でできるヒートショック防止の工夫

1. 高気密・高断熱の家を選ぶ

住宅の断熱性能が低いと、部屋ごとの温度差が大きくなりヒートショックの原因になります。
新築時に以下を重視することで、住まい全体を外気温の変化から守ることができます。

  • 高性能断熱材

  • 樹脂サッシ・Low-E複層ガラス

  • 丁寧な高気密施工

これにより、家全体を“魔法瓶”のように包み込み、冬でも快適な室温を維持しやすくなります。


2. 全館空調や床暖房の導入

家全体を均一な温度に保てる「全館空調システム」は、ヒートショック対策として非常に効果的です。
さらに床暖房を組み合わせることで、足元からじんわりと暖まり体感温度もアップ。

新築時は配管やレイアウトの自由度も高いため、最も効率よく導入できるタイミングです。


3. 水回りの断熱設計を強化する

最もヒートショックが起きやすい浴室・脱衣所は、重点的な断熱強化が必要です。

  • 壁・床の断熱材を厚くする

  • 浴室暖房乾燥機を導入する

  • 脱衣所にも補助暖房を設置できるよう配線計画を行う

金沢の寒さを考慮し、設計段階から「冷やさない浴室」をつくることが大切です。


4. 最新技術を活用した温度管理

近年では、AI技術を活用した温度管理システムが普及しつつあります。
住む人の生活リズムや外気温の変化に合わせて、自動で室温をコントロールするため、ヒートショックリスクの低減に役立ちます。

朝晩の冷え込みが厳しい金沢の冬には、特に効果的な設備です。


■ まとめ

 

ヒートショックは、家庭内で起こり得る深刻な健康リスクのひとつです。
金沢のように冬の寒さが厳しい地域では、以下のポイントを押さえた新築計画が欠かせません。

  • 高気密・高断熱性能の高い家づくり

  • 全館空調などの「家全体を温める仕組み」

  • 水回りの徹底した断熱設計

  • 生活に合わせた温度管理の工夫

ハウスメーカーによって断熱工法や設備提案はさまざまです。
見学会や相談会に参加し、信頼できる会社と一緒に“冬に強い家づくり”を進めていきましょう。

家族の健康と快適な暮らしを守るためにも、ヒートショック対策を意識した住宅づくりをぜひご検討ください。

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